
【郵便局、郵政事業の情報を発信する「通信文化新報」にて、前川の連載『「人が育つ現場」考』が掲載されました。】116回目の今回の記事は「なぜ一人ひとりは優秀なのに、組織として不祥事が起こるのか」です。リスク管理やコンプライアンス強化をしても大企業・組織の不祥事が後を絶ちません。時代環境の変化と共に社員の当事者意識が弱まり、意見をしても無駄という諦念により社会の常識と乖離した内向きの論理が先行。集団として好ましくない結論に至ることが往々にしてあります。解決の方向性は明快で、組織をあげて現場の第一線で働く一人ひとりの課題意識とセンサーを信じ、そこから上がってくるサインや提案を受け止め解決に向けて善処していくこと。多様な意見を出し合いオープンに話し合える職場づくりが大切である、と前川は述べています。