2018年8月21日

産休・育休前後の女性を現場でどのようにサポートするか/新刊出版記念キャンペーン実施中★

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★★★前川孝雄の『100冊で1講演』キャンペーンのお知らせ★★★

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新刊『「仕事を続けられる人」と「仕事を失う人」の習慣』(1,400円税抜)

100冊ご購入いただいた企業(団体)様に、

前川孝雄が全国どこへでも無料で講演に伺います。

お申込み期間:76日~831

講演実施期間:713日~1130日/先着:20社(団体)様

詳細・お申込みは添付ファイルをご覧くださいませ。

 

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1FeelWorksが誇るプロ講師 仲村佳栄から学ぶ

  産休・育休前後の女性を現場でどのようにサポートするか

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■シニアコンサルタント・パートナー講師 仲村佳栄プロフィール

ワークライフバランスコンサルタント

プロコーチ認定資格

キャリアコンサルタント

 

●慶応義塾大学法学部法律学科卒業後、ミサワホーム㈱に入社。

その後2000年に㈱リクルートに転職。

●「Hot Pepper」の営業・事業企画に従事し、社内研修講師も歴任した。

●途中、2児の母の立場から女性活躍推進プロジェクトにも従事。

2013年よりコーチングを学び、120名以上の方にセッションを実施。

「子どもが憧れる大人を増やしたい」との想いで独立し、

研修講師やコンサルタントして活動。2017年からFeelWorksパートナー講師に。

●得意分野:中堅社員向け プロフェッショナルマインド研修

      女性社員向け キャリアコンパス研修

 

日本企業全体で、女性活躍に向けた制度・風土改革が進められています。

一方では、現在も第1子出産を機に、就業中の女性の半数が退職しており、

「勤務時間が合いそうもなかった」「両立を支援する雰囲気がなかった」

といった声も挙がっています。

産休・育休前後の女性は職場でどのような壁にぶつかるのでしょうか。

また、企業人事はどのようにサポートをしていけば良いのでしょうか。

前職では、出産後も事業企画・マネジメント業務を経験し、

現在は2児の母として子育てをしながら、

研修講師やコンサルタントとして活躍する仲村が、自身の経験からお伝えします。

 

①「限られた時間で期待値を超える仕事ができるか」という不安

私は第1子出産後9ヶ月で職場復帰し、

出産前にいた営業グループから事業企画グループの配属となりました。

復帰直後は、どんな仕事があり何が成果となるか分からない、

育児と並行した働き方のイメージがつかない、といった状況でした。

そんな中、上司からは

「時間の制約がある中で出産前のように成果を出せるのか」と問われ、

私自身も期待値に応える仕事が出来るのか不安があり、

出来ないなら辞めるしかないとも考えていました。

実際に働き始めると、子どもの突発的な発熱で休まざるを得ないことも多く、

5日で終わらせる仕事を2日で終わらせないといけない」

というリスクを抱えながら仕事をしていました。

夜中に高熱を出している子の看病をし、寝不足のまま仕事に行く

といったことが続き、精神的に苦しいこともありました。

 

②「子育ては応援し、仕事の成果は求める」組織風土

子育てとの両立で苦労もありましたが、

振り返れば、本気で事業に関わり仕事の面白さを知る貴重な現経験でした。

それは、ワーキングマザーだからとのレッテルはなく、

持ちつ持たれつの関係のチームで仕事が出来たからです。

上司は子どもの病気など突発的な事態が起きた時は、「大丈夫?早く帰った方が良いよ」

と声をかけ送り出してくれましたが、

仕事に関しては「あの案件どうなった?どうやったらできそう?」

と当たり前に成果を求められました。

こうした、「子育ては応援し、仕事の成果は求める」という

メリハリのある組織風土であれば、復帰後の女性も責任はありますが、

力を発揮して働きやすいと思います。

そのためにも、「想いをもって仕事をやりきる」と明確に意思表示することは、

周囲に好意的にサポートしてもらうには必要だと振り返って改めて思います。

 

③女性社員の妊娠から復職をサポートする仕組みを実現

2子出産後は、人事から声をかけられ「ジョカツププロジェクト」

(社内のワーキングマザーによる女性活躍支援の施策を考えるプロジェクト)

に参加しました。

私は、女性社員の妊娠から復職をサポートする仕組みづくりに関わりました。

最初に議題に上がったのは、女性社員の「この上司には言いたくない」

という気持ちから妊娠の報告が遅れるなどの問題でした。

それは、理解のない上司に妊娠を報告しても仕事を削られるのではないか、

社内に居づらくなるだけでは、といった不安からでした。

本来は、早い段階で社員の妊娠を会社が認知できれば、

業務差配を含め妊娠者が気持ちよく仕事が出来るようサポート可能です。

そこで、上司に限らず人事に妊娠を報告出来る窓口作り、

上司・女性社員双方に向けた妊娠~出産復帰までのマニュアル作成、

復帰前後の上司との面談の運用などを設計し、組織に実装しました。

具体的には、「出産前後で価値観の変化が起こることもあるため、

復帰後に改めてどう働きたいか聞くこと」など経験者だからこそ分かる、

産休明けの女性社員への適切な接し方を設計していきました。

制度があっても上手く運用されないのは理由があります。

女性社員や上司など個人を責めるのではなく、丁寧に制度のフローを見直し、

「何故人が動かないのか」「何が心のブロックとなっているのか」、

本質課題を探ることが大切です。

 

仲村佳栄の登壇実績・詳細プロフィールはこちら→http://bit.ly/2OMMfm4

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2FeelWorksセミナー情報

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■新刊出版関連セミナー

HLC 定例会(会員制人事コミュニティ)>

2018/8/23(木)19302100

人生100年時代に求められるリーダー育成

講師:前川孝雄

モデレーター:サイバーエージェント 曽山哲人氏

入会お申込み→http://bit.ly/2LVLoTg

※入会の方限定です。

 

■無料セミナー FeelWorksが誇る現場経験豊富な講師陣の研修をご体験ください。

2018/10/11()16:00~17:30@弊社セミナールーム(浜町駅徒歩5分)

「新入社員が辞めない!定着・育成の3つのポイント」セミナー

 講師:田岡英明

 詳細・お申込みはこちらhttp://bit.ly/2MmN4kB

 

2018/10/30()16:00~18:00@弊社セミナールーム(浜町駅徒歩5分)

~現場の上司力で個の自律を引き出す~「働きがいあふれる」チームのつくり方

 講師:須田謙一郎

 詳細・お申込みはこちらhttp://bit.ly/2voGnZ3

 

 公開セミナー フルタイムの研修パッケージを受講できます。

<三菱UFJリサーチ&コンサルティング ビジネスセミナー>

 2018/9/5(水)10001700(オランダヒルズ森タワー24階)  

メンバーとの強固な信頼関係を築き、一体感のある組織をつくる!

新任管理職の「部下を育て・活かす」上司力養成セミナー

講師:田岡英明

詳細・お申込みはこちら→http://bit.ly/2vk3pjK

 

<みずほセミナー>

 2018/9/20()10001700(新橋駅徒歩10分)

新入社員フォローアップセミナー

講師:田岡英明

詳細・お申込みはこちら→http://bit.ly/2vHHnXk

 

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FeelWorks入社1年目 アシスタント・安部薫(24)の編集後記】

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この度は弊社メルマガをお読みいただきまして誠にありがとうございました。

第一生命経済研究所の試算よると、2017年に出産を機に仕事を辞めた女性は20万人、

企業活動の経済損失は約1.2兆円と推定されました。

女性が出産後も働き続けられる職場環境を整えるには、まだまだ課題がありそうです。

「子育ては応援し、仕事の成果は求める」というメリハリのある組織風土や

女性が報告・相談しやすい仕組みづくりなど、

各企業が改めて考えていく必要があるかもしれません。