2018年6月19日
サービス慣れした若手が急増?! 厳しい指導が通じない若手の育て方/新刊出版記念★特別無料セミナー受付中
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〔1〕FeelWorksが誇るプロ講師 川上直哉から学ぶ
サービス慣れした若手が急増?! 厳しい指導が通じない若手の育て方
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■シニアコンサルタント・パートナー講師 川上直哉プロフィール
GCDF-Japanキャリアカウンセラー
男女脳差理解DC講座インストラクター
●1997年に株式会社リクルートに入社、企業の採用・育成を支援し、
マネージャーとしても多様な組織を担当。
その後、事業部の教育担当となり、制度構築とともに講師を務める。
●2013年3月にリクルートを退社し、
現在はフリーのコンサルタント・プランナーとして活躍。
教育研修にとどまらず、新卒採用支援や社内コミュニケーション施策をおこなう
組織活性化支援など、様々な企業の案件を手掛けている。
●得意分野:新人・若手向け「働く人のルール講座」 管理職向け上司力研修
若年人口の減少、求人倍率の高止まりと、
どの企業でも若手採用には苦戦が強いられています。
さらに、せっかく採用した若手の早期離職も後を絶ちません。
こうした環境下で、企業はどのように「若手の定着・育成」を
考えていけば良いのでしょうか。長年新入社員の育成に携わり、
近年は就活学生のキャリア面談や新卒内定者フォローなどで、
多くの若手と接する川上が、若手の特性や育成のヒントをご紹介します。
①「サービスを受ける」ことに慣れ、自分を客観視できない若手
ここ数年で、「叱られる」ことや「指導を受ける」経験が少なく、
自分を客観視出来ない若手が増えているように感じます。
それは、若手を取り巻く環境が変化し、「サービスを受ける」側にいる
ことに慣れていることが一因です。
例えば、大学で学生が教授を採点する授業評価制度が導入されるなど、
教育過程でも手厚いサービスを受け育っていることが背景にあると思います。
先日、内定者を集めた懇親会で、入社前にも関わらず飲み過ぎ、
羽目を外した言動で、同席者や店員に迷惑をかけてしまう学生がいました。
後日学生と話しをすると「泥酔状態で帰宅したため家族には迷惑をかけたが、
お店や友達には迷惑をかけなくてよかった」との認識でした。
家族には叱られたのでしょう。しかし、お店や友達からは注意を受けなければ、
迷惑をかけていることに気づけていないのです。
サービスを受けることに慣れ、指摘されないと「自分がどう見られているか」
分からない、客観視出来ない傾向が強くなっているように感じます。
②入社前・入社時の丁寧なマインドセットで、若手の入社後のギャップを防ぐ
売り手市場化により、採用の過程で「褒めて口説かれて入社を決めた」
という新入社員が増えています。そうすると、自分により自信を持ち、
仕事を丁寧に教えてもらえる、という前提があるように感じます。
こうなると若手は、いざ入社しても会社で少し嫌なことがあれば、
「他の会社に行けばもう少し丁寧にあつかってくれたのでは」と思いがちです。
そうした状況を防ぐために、入社前・入社時のマインドセットで、
「サービスを受ける側から、お金を稼ぐ側になるには、何を変える必要があるのか」
学生と社会人の違いをしっかりと考えてもらうことが重要です。
実際に、私が入社前の若手に接する時は、「上司は先生じゃない」と強調し伝え、
「分からないことは自分で聞きにいく姿勢が大切」と教えています。
③現場での「受容」と「問いかけ」で若手に気づきを与える
現場の指導では、若手を「いかに受容するか」がポイントです。
一方的な指摘や指導はかえって反発を受ける可能性があります。
例えば、私が就職情報誌の責任者をしていた時、
担当する編集記事でミスを連発する若手がいました。
クライアントや営業部に謝罪に行くなど険悪な雰囲気漂う中、
本人は自分のミスを認めません。
面談を重ねる中で、ミスをしているからこそ周りへの警戒心が強まり、
必死で自分を守ろうとしていることが分かりました。
そこで、「私はどう思っていると思う?」と問いかけたところ、
「採用しなければ良かったと思っていると思います」と本音が返ってきました。
「自分が採用した側だったらどう思うのか?」など、受容しながら問いかけを重ね、
「活躍して欲しいと思っている」という私の本心に気づいてもらいました。
そうすることで、安心して心を開いてもらうことができ、本人の反省の意識や
「仕事が出来るようになりたい」という気持ちを引き出せたのです。
その面談を契機にミスがぱったりとなくなりました。
若手がミスをすると事細かな説明や指示をしがちですが、
本人がどう思うか、周りはどう思うかなど、
問いかけ、気付かせ、言語化させてあげることが大切です。
特に、近年の若手は1つのミスを特定の関係者だけの問題と矮小化しがちです。
1つのミスをした時に、自分の立ち居振る舞いがどう見られているか、
周りにどういう影響を与えているかを問いかけ、客観的な視点をもたせるようにしましょう。
同時に、「活躍して欲しい」という思いも伝えてあげましょう。
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【FeelWorks入社1年目 アシスタント・安部薫(24)の編集後記】
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この度は弊社メルマガをお読みいただきまして誠にありがとうございました。
私自身、入社1年目の「若手」として、「サービスを受けることに慣れている」
との指摘に心あたりがあり、身につまされる思いです。
ただ、いち若手の1人として代弁するならば、ネット・SNSで
あらゆる情報が飛び交う現在、20代で活躍する若手と自分を比較してしまう、
もっと自分に向いている仕事があるのでは?と目移りするなど、
自分の選択に迷いを抱きやすいと思います。若手は「受容」してもらえることで
迷いが消え、安心して働くことが出来るのかもしれません。