【2025/10/6】

郵便局、郵政事業の情報を発信する「通信文化新報」にて、前川の連載『「人が育つ現場」考』が掲載されました。】121回目の今回の記事は「空前の賃上げラッシュに高揚感が拡がらない理由」です。政府の「物価上昇を上回る賃上げを」の号令のもと、空前の賃上げラッシュが続いていますが、可処分所得が一向に増えず国民の間に高揚感は拡がりません。企業も賃上げラッシュの重圧により、人件費の高騰に苦しみ、人材確保に窮しています。また給与や労働条件を改善しても不満を減らす効果のみで、社員へのモチベーション維持への経営は困難になり人材育成の障壁にも。給与は、世のため人のためにお役に立った付加価値が事業収益となり、社員へ分配されるというシンプルな心理を経営者、管理職、社員全員が真摯に追及することがいま求められているのではないか、と前川は述べています。