2019年7月3日

副業促進をどう捉えるか?/ 4時間で学ぶ!人材育成・教育担当者向け「研修づくりの基礎」

 

 

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〔1〕前川孝雄の「人が育つ現場論」

副業促進をどう捉えるか?(後編)

~社員を囲い込まず、「福業」で越境支援できる企業がイノベーションを起こせる~

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前編では、社員個人の立場から、副業を前向きに捉え活用することによって

自らのキャリアビジョンを実現していく可能性が高いことを見てきました。

これを踏まえ、後編では経営・人事の立場から副業をどのように捉え

促進していくことが望まれるかを考えてみます。

 

これも結論を先に言うなら、

第一に、今後企業は社員のキャリア支援に正面から向き合い、

その一環で副業を促進していくこと、

第二に、副業等による社員の成長を通して組織のオーペンイノベーションを

目指す視点を持つことが大切です。

それでは以下、その背景や理由などを見ていきましょう。

 

●企業には社員のキャリア自律支援の力が問われる

新入社員の会社への期待の最上位にあるのは「自らの成長が期待できる」ことです。

各企業とも新入・若手社員の確保とリテンションマネジメント(離職防止と定着支援)が

大きな課題となるなかで、注目すべきでしょう。

新入・若手社員はこの会社で自分のキャリアの将来像を描くことができること、

またそれに向けて成長する機会が持てることを求めています。

「就社」ではなく「就職」の意識で企業を選択している新入・若手社員は、

優秀な層ほど今の会社にその可能性がないと見れば躊躇せず転職を選ぶでしょう。

 

まだ仕事のイロハも判らないうちに拙速だと批判することは簡単です。

しかし、人生100年時代に企業の平均寿命より長期間働く世代です。

もはやお互いに終身雇用を確約し合えない関係のなかで、

企業への見方はシビアで敏感です。

企業はこうした世代のキャリアビジョンづくりに正面から応えなければいけません。

その際には、社内に囲い込み社内で活用するという狭い発想での対応は

もはや成り立ちません。あくまでも本人の中長期のキャリアビジョンづくりと

実現に寄り添う姿勢で、職場でその力を最大限に生かし育てていく視点が大事です。

 

→続きは『人材育成ジャーナル』へ

https://jinzai-journal.net/2019/07/01/work/maekawa-11/

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〔2〕FeelWorksセミナー情報

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■FeelWorksセミナー

2019/8/8(木)13:30~17:30

4時間で学ぶ!人材育成・教育担当者向け「研修づくりの基礎」

~人材育成に必須の基本理論が分かる~

講師:須田謙一郎

受講費:10,000円

場所:FeelWorksセミナールーム

詳細・お申込みはこちら→http://bit.ly/2NIZybN

 

■ちばぎん総合研究所 セミナー

2019/7/19(金)10:00~16:00

生産性の高い会議の進め方

講師:須田謙一郎

場所:ちばぎん総合研究所 稲毛セミナールーム

詳細・お申込みはこちら→http://bit.ly/2YxKpKW

 

2019/7/22(月)10:00~16:00

新人・若手がやる気になる「先輩力」

講師:田岡英明

場所:東京セミナールーム(室町ちばぎん三井ビルディング15F)

詳細・お申込みはこちら→http://bit.ly/2YxKpKW

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【FeelWorks入社2年目 アシスタント・安部薫(25)の編集後記】

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この度は弊社メルマガをお読みいただきまして誠にありがとうございました。

「企業には社員のキャリア自律支援の力が問われる」ということは、

上司が、部下とキャリアビジョンについてオープンに話せる関係性を築けること、

本人のビジョンに合わせて支援やアドバイスが出来ること、

などが求められるため、上司の役割の難易度が上がりますね…。

会社全体で、退職や副業含むキャリアビジョンをフランクに話せる

雰囲気をつくることや、上司一人に任せきりにするのではなく、

後輩の相談に乗れる先輩を沢山つくることが大事だと感じました。