2018年9月27日

メンタル不調の部下続出!挫折して気づけた「個人の強みを引き出すマネジメント」/【無料セミナー】新入社員定着・働きがい

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1FeelWorksが誇るプロ講師 斉木健司から学ぶ

  メンタル不調の部下続出!挫折して気づけた「個人の強みを引き出すマネジメント」

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■株式会社FeelWorks シニアコンサルタント 斉木健司プロフィール

●大阪大学卒業後、株式会社リクルートに入社。

●営業職として1000人の中からMVPを獲得。

●マネージャー昇格後、担当した新規事業を3年で売上を11億円拡大。

●スーモカウンター推進室統括部部長として、80店舗の新規出店と250名の採用を実現。

2016年に研修講師・キャリアコンサルタントとして起業。

2017年からFeelWorksパートナー講師に。

●得意分野:若手向け キャリアコンパス研修 管理職向け 上司力研修 

 

「プレイングマネージャーで忙しく、部下のマネジメントまで手が回らない…。」

そういった課題は現場管理職の普遍的な悩みではないでしょうか。

一方で、近年は多様な人材を活かす「ダイバーシティマネジメント」

の必要性が謳われるなど、個人の強みを引き出すマネジメントが求められています。

現場管理職は、部下とどのように向き合いマネジメントしていくべきでしょうか。

FeelWorksパートナー講師の斉木が自身の経験からお答えします。

 

①トップ営業マンからマネージャーとなるが、35人中3人の休職者が出る組織に

MVPを獲得するなど営業成果を残した私はマネージャーとなり、

35人程の求人広告の営業グループをまとめることになりました。

当時、リクルートの営業は厳しいと有名で、130件の飛び込み営業と

50件のテレアポが絶対というスタイルでした。

ある女性メンバーが、「営業力を高めたくて入ったが、流石に厳しすぎるので辞めたい」

と相談を持ち掛けてきました。

私は、「3年間続ければ市場価値の高いビジネスパーソンになれる」と説得し、

彼女は辞めるのを思いとどまったようでした。時を同じくして、

彼女の周辺にいたメンバー3人がメンタルの問題で休職してしまいました。

そうした状況を同僚に相談したところ、「実の妹だったら彼女になんて言うかな?」

と問いかけられ、「もし妹だったらそんな仕事今すぐ辞めろと言うな。」と。

本当に親身になって話を聴けていなかった自分に気付きました。

私は「上司」という役割を演じ、個人として部下と向き合えていなかったため、

部下の苦しさや辛い気持ちを受け止められず、メンタル不調者まで出てしまったのです。

 

②親身になって話を聞くことで、個性や強みに着目するマネジメントへ

本当に親身になって話を聴くとは?と考え、部下のここ一番の相談事には、

兄や親戚のおじさんのつもりになって聴こうと決めました。

会社や自分の業績のためではなく、部下の十年後を考えて相談にのるようになりました。

勿論、日常の業務の相談の際はマネージャーとして対応し、きちんと叱ります。 

ただ、ここ一番の相談の時は斉木個人として対応し、

できる限り会社を出てカフェなどで相談に乗りました。

すると、次第にメンタル不調者も減り、

なんとか目標数値が達成出来るところまで持ち直しました。

このように「親身になって話を聴く」ことを徹底して意識することで、

自分自身の視野が広がり部下を尊敬出来るようになりました。

私は自身の営業経験から、「提案力や問題解決能力があるのが営業だ」という

思い込みがありましたが、お客さんと気軽に飲みにいけるような

「顧客との関係づくりが得意な営業」など

別の側面からも部下の強みを捉えられるようになりました。

 

③スーモカウンターの部長職となり、11人が主体的に学び動く組織へ

その後スーモカウンターの部長職となり、20名程の組織をまとめました。

個人の強みを生かすマネジメントをより具体的に実践するため、

人の強みや資質を知ることの出来るツールを導入しました。

そうしたツールを活用し、リーダーシップが上手な人、企画書作成が得意な人、

人をサポートすることが得意な人などそれぞれの強みに合わせて役割を任せることで、

組織全体のモチベーションやパフォーマンスが上がっていきました。

例えば、任意参加の勉強会にメンバーが全員参加する、

リーダーから自分たちで担当チームのビジョンや戦略を考えたいと申し出がある、

などメンバー11人が自発的に動くようになりました。

また、店舗からスタッフ部門に異動になった女性がいました。

実際に彼女と面談すると、論理的思考能力が高いことが分かりました。

「彼女の強みを生かすには?」と考え、コールセンターのスーパーバイザーへ

配属しました。問い合わせの件数、受注、失注のパターンを分析し、

コールセンターのトークスクリプトに落とし込む仕事です。

彼女の特性と合致し、異動から4か月後にMVPをとりました。

私が退職する時に「先入観を持たずに新しい仕事を任せてくださり

ありがとうございました。」とメッセージをもらい、びっくりしたのを覚えています。

どのように部下と向き合い動くかは、本人に伝わるものだと実感しました。

 

斉木健司の登壇実績・詳細プロフィールはこちら→http://bit.ly/2PMPVoC

 

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FeelWorks入社1年目 アシスタント・安部薫(24)の編集後記】

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この度は弊社メルマガをお読みいただきまして誠にありがとうございました。

「個人として部下と向き合い親身になって話を聴くこと」

大切だと思いつつも、組織内での立場や求められる役割を全うしようと思うあまり、

ジレンマを抱えてしまう…。そんな管理職の方も多いと思います。

今後は、1つのモデルや正解に当てはめずに、柔軟に個人を見ていく視点を持つことが

組織にとって重要なのだと感じました。

誰しも自身の役割や先入観を取り払うことは難しいですが、まずは斉木講師と同じく

「本当に親身になるとは?」を考えることから始めると良いのかもしれません。