第25回 有限会社あきゅらいず

お客様からの支持で人事評価!出社日、勤務時間など働き方は自由に!

人を大切にしながら成果を追う「会社は実験室」(後編)

『美しさを容(かたち)づくるのではなく、美を養うことからはじめよう』をコンセプトに、素材にこだわったスキンケア商品などの企画・開発、通信販売を手掛ける。オフィスは東京都三鷹市。代表取締役の南沢典子氏が化粧品会社に勤務していた当時、より顧客のニーズに沿った商品を作りたいとの思いでスキンケア商品の企画室を立ち上げたのが同社のルーツ。2003年に独立し、有限会社あきゅらいず美養品を創業。質の高い商品と顧客志向のサービスが反響を呼び、全国にファンを増やしていった。働き方改革にも積極的に取り組み、「平成24年度 関東地域における人材戦略ベストプラクティス集~女性の活躍により飛躍する企業~」(関東経済産業局)にも選ばれている。UBU(うぶ)グループとしてほかに5社を擁し、アロマオイルや洗剤の開発・販売、里山保護などの事業も展開。社員数はあきゅらいずが48人、グループ全体で111人(2017年3月現在)。

◇ 前川孝雄の取材後記

失敗を恐れない大胆さとスピード感。変化の時代にマッチした

「実験」の繰り返しが、組織と社員を成長させる!

インタビュー中に南沢社長が語った「会社は実験室」という言葉には強く共鳴するものがあった。世の中も顧客も常に変化している以上、企業にとって人事や育成の仕組みに永続的な正解などあり得ないからだ。あきゅらいずは、「美を養う」「顧客を大切にする」「人を大切にする」という理念をしっかりと持ちつつ、そこに至るまでのプロセスに関しては、まさに「実験」という言葉がふさわしいトライ&エラーに取り組み続けている。

 

ポイントは、良いと思ったら失敗を恐れずやってみることであり、失敗したらそこからヒントを得てすぐさま次のトライにつなげるスピード感だ。このように目まぐるしく制度が変わったのでは、社員が戸惑うのではないかという見方もあるだろうが、変化が常態になれば、適応できる人は適応していく。変化に適応する能力は常に求められるもの。あきゅらいずの実験はそれ自体が社員の成長を促す仕掛けになっている。

 

また、FeelWorksが提唱し続けていることであるが、人は持ち味や強みを活かし、経験していないこと、未知のことを含む仕事に背伸びして取り組み、やり遂げ、振り返るというステップを踏むことによって成長する。あきゅらいずはその点でも徹底している。すべての社員に自分で仕事を作り、やり遂げることを求め、「成長」という基準で成果を評価するという仕組みは、「人は現場で育つ」という本質をとらえたものだ。

 

南沢社長は非常に魅力的なキャラクターの持ち主だ。さらに、あきゅらいずの事業や理念はもちろん、自由で働きやすい環境も強力に人を惹きつける。同社が初めて新卒採用を始めた際には、数十人の応募を想定していたところ、2000人もの応募があったという。しかし、自由な環境はそれ相応の厳しさを伴う。そのため、癒やしを求めて入社した人にとっては入社後に感じるギャップも大きくなる。その意味では、「人を選ぶ組織」といえるのだろう。採用にフォーカスして新たな改革に取り組んでいるあきゅらいずは、次にどのような変化や成長を遂げるのだろうか。「今」も興味深いが、「これから」がさらに気になるユニークな企業だ。

 

構成/伊藤敬太郎


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